さすがに60人以上もアップするとよく聞くミュージシャンはほとんどいなくなってきた。懐かしい人や数曲のお気に入り曲がある人、雰囲気でたまに聞きたくなる人など、少しばかり心もとない。
今回はすごく懐かしいギターリストDocWatsonだ。盲目のカントリーのギターリストだが、初めて聞けばおそらく今でもびっくりする人が多いだろうと思う。私は30年以上も前にびっくりした口だ。
その昔よく聞いたが実は「レコード」の時代だから、その後ほとんど聞かなくなってしまった。さすがに素朴で今聞くとサウンドとしては物足りないが、逆にシンプルでたくさんの音がなくて心地よささえ感じられる。
田舎町の公民館か何かで町の小さなイベントの時に駆り出されて歌っているといってもそれほど間違いじゃないような演奏模様だ。私もその昔、わずかばかりワシントンDCにいたときにちょっとした公会堂でギター1本のコンサートを見たが、おそらくアメリカの各地で、そんなコンサートは未だに行われていると思う。そしてそこから這い上がる人たちもいるのがすごいのだろう。
バンジョーのアール・スクラッグスも交じっての和気あいあいの演奏だが、バンジョーが入るとさらに田舎っぽさが増殖されて、とにかく心地いのがうれしい。カントリーやブルーグラス好きなら説明はいらないだろう。
そして最後に私が一番好きな歌、「Miss the Mississippi and You」この歌はレコードと一緒に何度も何度も歌った曲だ。今でも1番ぐらいは一緒に歌えてしまう。