2011年9月11日日曜日

歌の力、音の力。勇気づけられるなんて簡単に言えない。

今時、マラソンの高橋尚子じゃないけれど、勇気をもらっただとか、感動をもらった、力づけられた・・・なんてことが、安っぽく頻繁に語られる。スポーツの試合や私の趣味じゃない聞きたくもない音楽でもよく語られる。24時間テレビや27時間テレビでも感動は安っぽく、大売出しだ。徳光のマラソンなんて茶番もいいところ。歩いてたってついちゃうじゃないか。人って本当にそんなに簡単に勇気づけられるのか、つーの?

でも、世の中に本気で音楽で勇気づけられたり、感動することも確実にあるのは間違いない。
いつだったか、私は「ポール・ボッツ」の歌を聞いて、とにかく涙が出て仕方がなかった。それって勇気づけられるのとは違うけど、確かに感動して気持ちが高揚しているのは間違いない。とにかく、歌詞なんてわからないんだよ。それでも感動してしまうんだ。

そう考えると、今時のつまらない歌詞をラップに乗せて長々と歌っている歌なんて、歌詞をとったらどうなるんだろう。ポール・ボッツの歌が歌詞を理解できなくても感動するのとと比べたら、人の精神構造って、どうやって感動しているのかって、ちょっとわからなくなってきてしまう。

聴いたことがない人は、騙されたと思って一度聴いてみて欲しい。しがない、しょうもない、しょぼくさいおっちゃんが、歌を歌ったら人を感動させずにはいない、この事実がとにかくすごいのだ。「簡単に感動なんてさせられてたまるか!」って顔した審査員の表情が次第に変わっていくのもこの動画のすごいところ。
とにかくこの世には、聴かずに死ねない音楽がまだまだたくさんあることは間違いない。
たくさんの音楽を聞く方法で唯一の方法は長生きしかないのだ。

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