ある種の歌や歌い手には、理屈なく泣かされてしまうという、いささか恥ずかし性癖を持っている。今回紹介するEvaCassidyもそのひとりだ。しかし、彼女に出会ったのは比較的最近のことで、いいところ4~5年程前にすぎない。
彼女はすでに亡くなっていて、新しい歌声を聞くことができないのが残念で仕方が無い。
1996年33歳の若さでガンで亡くなった。
こうしてこのブログを書いている途中に動画を見てるだけでジーンとしてしまう。
このところケルティックやアイリッシュの音楽を聞いていたのだが、古くからの民謡のような素朴なものなのに実は「大会場」で「大音響」で演奏されたり、コンサートが行われているのに少し違和感を感じていた。もちろん、悪いわけじゃないけれど、、、。
このEva Cassidyは小さなホールがきっと似合っていると思う。
息遣いが聞こえるほどの距離でじっくりと聴くのふさわしい歌い手だ。はじめてみる彼女は一見、そこらへんにいるおばさんのようではあるが、歌を歌い始めると引き込まれてしまうそのギャップがまた楽しい。まだまだ生きていて欲しかった。
さて、前回紹介したCatie Meluaも相当彼女のファンらしく、亡くなった後だというのに彼女との共演を果たしている。それが以下の動画だ。よっぽど好きでなくちゃおそらくこんなことはしないと思うが、とにかく歌はいいし、ハモりもまたここちいい。とにかく、毎度ながら日本にどうしてこういう歌手が生まれないのかと嘆くばかりだ。
とにかく、いいんだなあ~。
Eva Cassidy って検索して開いた日本のサイトでは、Evaのことを熱く語る輩がとにかく多いことに気づく。
日本ではあまり知られていないのがすごく不思議なくらいだ。彼女はなくなってしまったけど、新しく彼女の歌を聞いたファンの心に再び生き始めることはすごいことだと思う。
・・・ホロリ。
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