ノラ・ジョーンズは音楽好きの人なら知らない人はいないほど有名だと思う。まあ、説明は必要ない。
どこが好きなのか、だけ書いておきたい。
ノラの音を聴いていると、音の数が案外少ないと感じた人はいないだろうか?
わかりやすく聴き心地のいいメロディーライン。彼女の弾くキーボードも指をいっぱいに広げてたくさんの鍵盤をバシャ!と押さえて和音を弾くというように弾き方をほとんどしない。紡ぎだされてくる音は研ぎ澄まされたわずかの音で、わずかだからこそ繊細で「これっ」ていう音が導きだされているような気がして仕方ない。
日本人がミュージシャン、シンガーのことを「アーティスト」なんてアホな表現をするが、ノラ・ジョーンズならまさに「アーティスト」というにふさわしい。選んで言葉を使えっていうのじゃ!
ノラのビデオクリップで最初に見たのが以下のクリップだ。
リズムを「ボンチカ、ボンチカ」って歌ってしまう。それと、ノラと一緒に釣りをするのが日本人らしいので誰なの?って気になったことを覚えている。
・・・ボンチカ、ボンチカ、ボンチカ、ボンチカ・・・
ところで、ノラの父ちゃんがラヴィ・シャンカールだと知っている人はどんだけいるんだろうか。また、彼が何者か知っている人は?
一番記憶に残っているのは、ビートルズのジョージ・ハリスンの先生だということか?当時何回か聴きはしただろうが、音楽としてはほとんど記憶にない。
下は静止画のクリップだが、ノラと顔がやっぱり似ているのと音がクリアなので載せてみた。
こちらは2011とあるので、最近の姿のようだ。今年91歳だそうだ。いまだに現役の演奏家としてやっていることに驚いた。年をとって頭が薄くなり白いひげもじゃがかえってシタールの奏者としてはふさわしい姿に見えた。やっぱり未だエキゾチックなサウンドだ。
ノラ・ジョーンズの投稿の最後が父ちゃんのムサイ姿では寂しいのでもう一点、ノラのクリップを載せておく。
上に書いた、爪弾くようなノラのサウンドそのものだ。秋の夜長は、ノラ・ジョーンズの音がいかにもふさわしい。
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